決算申告サービスの履歴
⑴ 税務会計の履歴
1980年11月、東京税理士会会員登録(第45825号)しました。以後、独立系の会計事務所業(税理士事務所業)を続けています。
経営方針は「管理会計」で、オーナー社長に役立つ税務顧問サービスを提供することです。
(2)クラウド会計との関わり
10年ほど前からは、経営革新の波で「クラウド会計」の普及支援が大きな仕事となりました。
クラウドコンピューティングの出現は、会計業界にも大きな駅業を及ぼしています。即ちそろばん➡オフコン➡パソコン➡クラウド(自動経理)の潮流がそれです。
そのため、税理士業としては、30年ほどの間に、平均報酬は、100万円から5万円~10万円程度に(1/10~1/20)に下がりました。経営革新がないと、生きていけない時代が到来しています。
話を本題に戻しまして、
クラウド会計とは、当初は次のような定義になっていました。
クラウド(仮想空間)に、会計ソフト&会計ファイルがある。
⑴会計ソフトは、買わない。
最新版の利用料を月次で支払う。
※ 会計ソフトは所有から利用へ時代が変わった。
※ 会計ソフトは、暗証番号によるその都度のダウンロード
会計ソフトCDは最早、過去の遺物と化した。
※ 経理は、どのPCでも、できるようになった。
ライセンスCD不要で、どのPCでも「経理」が見える・使える。
⑵クラウド会計の仕組みとは?
① 既存のパソコン(タブレットPC)を使い、
② 既存のインターネット回線を使い、
③ サーバは情報センターを区分利用・レンタル方式で使う。
⑶ クラウド会計の効果とは?
① 経理運営が、格安・便利
② 経理一元化
※ 会計ファイルは「雲」の中に一つで写しなし
③ 経理環境
※ 何時でも・何処でも・どのPCでも「経理」が見える・使える。
⑷ クラウド会計の進化
① 在宅勤務性
ユビキタス(何時でも・何処でも・誰でも)の延長線上に、
経理処理の現場が、「在宅」でも可能になりました。
オーナー社長は、信頼できる「経理係」に対し、自宅で経理する
途を認めることができるようになりました。
② 自動経理
次の㋑㋺㋩の処理により、試算表は自動作成される。
また検査前の決算書も自動作成される。
㋑ 領収書・請求書
スキャナー又はスマホで自動読取しPCに送信する。
㋺ 銀行通帳
インターネットバンキング利用で、自動的にPCで受信できる
㋩ クレジットカード情報
クレジットカード会社に言えば、自動PC受信が可(無料)
③ 決算・申告サービスとの関係
㋑ 自動経理アプリによる「仕訳誤り」の責任所在
顧問税理士が「試算表」から決算するとき、修正義務が生じ、
税理士の責任であることが明確である(裁判所の判断・判例)。
㋺ 決算書作成
試算表の修正により、自動帳票作成は可能。
但し「決算修正」が必要で、決算検査(監査)も必要です。
税理士関与は常識的に、必要です。
㋩ 申告書作成
決算書が出来れば、税務申告は、機械的な作業です。
・ 自社申告
常識的には、会計原則・会社法・税法の諸規定をクリアが
必要なため、お勧めできません。しかしご自由にと云う感じ
でしょうか。電子申告ソフトは必ずしも必要なく、申告ソフト
さえあれば自社申告は可能です。
現状(2016年春)では、会計ソフトメーカーが、申告シス
テムを提供していません。他社の申告業務を行わなければ、
申告ソフトを買っても、法的問題は一切、発生しません。
・ 銀行融資対応
保証協会版チェックリスト(決算監査証明)が要りますので
その場合は税理士関与が必須です。
決算申告業務につきましては、弊社も生きんがため、所謂「薄利多売」の経営方針を採っております。相当数の顧客がいないと経営が成り立たない方式です。
幸い社歴も古く、小規模企業の起業家2000社の支持を得て、顧問税理士の仕事をさせて戴いております。今後も、バックヤードの経営革新した上で1万社関与を目指すべく、鋭意、奮闘中でございます。
社長の薛梅(セツメイ)共々、どうぞご贔屓の程を、宜しくお願い申し上げます。